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Frequently Asked Questions

FAQ

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T.B.S.P.のよくあるご質問

洗浄・消毒に関するご質問

A.

洗浄剤を使用することにより、洗浄剤のコスト、前洗浄の手間、浸け置きのための時間が必要となります(従来から前洗浄をされている農場では、洗浄剤のコストのみが余分にかかることになります)。
しかし、洗浄剤を使って前洗浄することで脂分が取れやすくなり、汚れが落ちやすくなります。そのため洗浄水の使用量を減らすことができ(通常の60%程度まで減らせます)、同時に労働時間も短縮することが可能となります。

A.

バイオソルブのEC50は2,600mg/L、ビルコンSのEC50は290mg/Lとなっています。通常、両製剤はそれぞれ、通常は100倍及び500倍に希釈して使用されるため、浄化槽への影響は少ないものと考えられます。ただし、農場ごとの浄化槽の処理能力、冬季における活性汚泥の能力低下などを考慮すべきと思われます。詳細については専門家の方とご相談ください。
※EC50:活性汚泥菌に対する50%呼吸阻害濃度(日本食品分析センター調べ)

A.

各製剤の効力低下の原因となる可能性があり、安全性の観点からも、混合使用は避けてください。

A.

2~3日以内にビルコンS希釈液を使用する予定がある場合は、そのまま保管していただいた後、畜舎散布に使用してください。すぐに処分する場合は大量の水で希釈していただいた上で浄化槽へ流していただくか、スキムミルクなどで中和していただいた後、浄化槽へ流してください。

A.

農場に出入りするヒトの防疫に対する意識を高めることと、持ち込む病原体を少しでも減らすためには、必ず設置すべきと考えます。しかし、踏込み消毒槽に入る前に水洗を行わない場合には、十分な消毒効果が期待できないことがあります。そのような理由からも、踏み込み消毒槽使用の際には、直前にブラシを用いて、水道もしくは洗浄槽にて水洗を必ず行うことをおすすめします。

ベクター対策に関するご質問

A.

殺虫剤の効果が低下しているように感じる原因として、以下のことが考えられます。

  1. 殺虫剤の使用方法が間違っている
    • 殺虫剤の適正濃度の確認。
    • 希釈液をよく撹拌し,できるだけ早く使い切るようにしてください。
  2. 散布方法、場所が不適切である
    • 散布方法や散布場所が不適切であると、その殺虫剤の効果が半減します。
    • 発生源対策:糞の上に薬剤が満遍なく、且つ十分かかるように散布。
    • 成虫対策:成虫が多く存在する場所に集中的に散布することで効果が上がることも。
    • 殺虫剤を散布する前に、ある程度ホコリやゴミ、蜘蛛の巣などを除去することも重要。
  3. 保存状態の悪化、使用期限切れ
    • 保管場所の徹底と、使用期限の確認を定期的に実施。
  4. 殺虫剤の感受性の低下
    • 1~3のいずれにも当てはまらない場合、殺虫剤の感受性の低下が考えられます。
    • 長期間同じ薬剤を使用すると抵抗性がつきやすくなります。
    • 定期的な感受性試験の実施、別の系統の薬剤への切り替え、または多系統の薬剤でのローテーションを検討すべきと思われます。
A.

舎飼いの牛に関しては大きく分けて2つの対策があります。

  • 発生源対策(幼虫対策)
    牛が踏まない牛舎の隅の糞、子牛のいるハッチの糞、堆肥場、牛房からあふれた糞などが主な発生源になります。そのような発生源の糞を定期的に除去するか、牛舎内で使用できる殺虫剤を1週間隔で噴霧します。
  • 成虫対策
    1. 牛体表の成虫対策
      畜体噴霧許可のあるハエ用殺虫剤を全身、特に四肢に重点的に噴霧します。
    2. 周辺環境(柵、柱、壁など)に残効性の強い殺虫剤を噴霧(残留噴霧)し、そこに触れたサシバエを殺します(バイオフライ100倍希釈が効果的)。
      そのほかに物理的な方法としてハエ取りシート、ハエ取りテープやハエたたきなども併用するとよいでしょう。最近では牛舎の周囲に細かな目の網を張り、サシバエを牛舎に入れない方法も行われています。
    3. 牧野でのサシバエ対策
      許可のある殺虫剤を定期的に畜体噴霧するか、滴下式の薬剤を定期的に使用するとよいと思われます。
A.

それらの衛生害虫が媒介する疾病は、次の表に示すとおりです。

ネズミ

サルモネラ症、口蹄疫、豚赤痢、オーエスキー病、トキソプラズマ症、ワイル病、コクシジウム症、大腸菌症、ニューカッスル病  など

ハエ(サシバエ含む)

PRRS、牛白血病、炭疽、Stephanofilaria stilesi、小口馬虫、トリパノソーマ、リーシュマニア、ブルセラ病、サルモネラ症、未経産牛乳房炎、馬伝染性貧血、ハエ馬胃虫、ニューカッスル病、腸チフス、コレラ、ピンクアイ など

ゴキブリ

サルモネラ症、赤痢、線虫(Gongylonema、Tetrameres、 Physaloptera)、その他多数の病原体

A.

ワクモはダニ目、中気門亜目、ワクモ科に属するダニになります。大きさは1mm程度(大きいものでは2mm近くに)、昼間はケージのつなぎ目や壁、柱の割れ目に集塊を作り、夜間に鶏体に這い上がって吸血をします。寄生部位は鶏の全身で吸血による貧血、発育阻害、産卵率の低下、汚卵の発生などの被害をもたらします。発育環は卵、幼ダニ、第一若ダニ、第二若ダニ、成ダニの5段階で、卵、幼ダニ以外の全てのステージで吸血をします。卵から成ダニに要する日数は約8~9日間で成ワクモの寿命は約3ヶ月間になります(環境温度による)。ただし、最近は吸血しない環境下において成ワクモが数ヶ月間生息するという報告もあります。

A.
  • ワクモの侵入阻止
    一旦鶏舎内にワクモの侵入を許してしまうと、根絶するのは非常に困難です。まずは侵入阻止を基本に考えましょう。
    ワクモの伝播者としては、次の3つが主な可能性として挙げられます。
    1. 人間の作業服や長靴
    2. 鶏の輸送カゴ(裏もしっかり洗浄)
    3. 器具機材
  • 殺虫剤による防除
    殺虫剤を使用する際には、ホコリや蜘蛛の巣などがあると殺虫剤がワクモに届かないことがあるので、汚れを除去しワクモの生息場所に留意して使用する必要があります。
    空舎期間はワクモを徹底的に叩く絶好の機会です。洗浄剤、消毒と共に殺虫剤の散布を十分行うことが、効果的です。
    弊社では少なくとも鶏の搬出直後、消毒薬散布前後、大雛導入前の3回、有効な殺虫剤を散布することを推奨しています。また、ワクモは65℃以上で瞬時に死亡するため、スチームクリーナーの併用も有効と考えられます。

※殺虫剤抵抗性ワクモに対する対策

  1. 定期的な薬剤感受性を行い、効果のある薬剤を散布。
  2. 2~3系統の殺虫剤をローテーションする方法。

ワクモの大発生時は1週間隔で3~4回、ワクモが少ないときは3週~4週に1回の割合でワクモに有効な薬剤を散布することを推奨しています。

A.

殺虫剤の系統には以下(図1)のようなものがあり、それぞれ作用機序が異なります。

エランコの殺虫剤(系統と成分)

 

系統

成分

製品(エランコ)

有機リン系

トリクロルホン
プロチオホス

ネグホン
トヨダン

カーバメイト系

プロポクスル

ボルホ

ピレスロイド系

シフルトリン
フルメトリン

バイオフライ
バイチコール

クロロニコチニル系

イミダクロプリド

ノックベイト

各種殺虫剤の作用機序

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子牛パワーアッププログラムのよくあるご質問

初乳対策に関するご質問

A.

<天然初乳の問題点>

  • 初乳の質のバラツキ
    母牛から得られる天然初乳には子牛の免疫獲得や成長にとって必須の成分が豊富に含まれていますが、その質・量は個体ごとにかなりバラツキがあります。
  • 母牛から子牛への疾病の伝播
    初乳を介して母牛から子牛に様々な恐ろしい疾病(ヨーネ病、牛白血病など)が知らないうちに伝播してしまう可能性があります。

<ヘッドスタートの利点>

ヘッドスタートには子牛にとって必要な免疫成分(免疫グロブリン)や栄養成分が高分量で含まれていることが保証されています。また各種疾病に対してもそれらの病原体が製品中に含まれていないことが保証されていますので、安心してご使用していただけます。

A.

天然初乳は子牛のエネルギー源として重要な乳脂肪が豊富に含まれており、ドロっとした性状をしています。天然初乳から水分だけを取り除いた製品であるヘッドスタートも乳脂肪含量が高く(26.5%)、水に溶けにくい原因となっています。
備蓄エネルギーの少ない新生子牛には乳脂肪はもっとも重要なエネルギー源であり、初乳から乳脂肪を摂取しないと、子牛は低エネルギー状態に陥る可能性があります。分娩後24時間以内に乳脂肪を摂取しなかった子牛は、血中の脂肪と脂溶性ビタミン濃度が1週間以上にわたって低くなることがわかっています。

A.

子牛が初乳由来の免疫グロブリンを体内に吸収し、実際に自分のものとして活用できるのは、生後24時間以内といわれています。また、その吸収効率も生後時間が経過するにつれて低下していきます。このことから、目安としては、生後6時間以内に、充分な量の初乳を給与するのが理想的とされています。
また、子牛自身が初乳を受け入れる体勢が整っていることも、確実な初乳給与の重要なポイントとなります。子牛が自立した状態であること、また母牛から離している場合には、母牛が子牛に対して行うリッキングと同様の行為(子牛の身体をさするなど)をし、子牛自身に哺乳意欲が起きてから初乳給与を行うことが重要です。

A.

哺乳意欲がなかなか起こらない場合(虚弱子牛など)には、ストマックチューブなどを用いた強制給与を行う必要があります。しかし、その際には子牛自身の吸収能力が落ちている可能性もありますので、通常よりも多めに給与した方が良いでしょう。また、強制給与に踏み切るタイミングには様々な考え方がありますが、生後2時間以内の様子を観察し、判断するというのがひとつの目安として挙げられます。

A.

ヘッドスタートは各バッチについて、有効性(免疫グロブリン濃度と活性)、安全性(細菌検査と子牛への給与試験)、効果(子牛への給与試験)を確認しています。病原体の入っていない安全な製品として出荷しています。

A.

生まれてすぐに与えられた初乳は、第4胃で胃壁から分泌されるレンニンの働きでカゼイン(乳蛋白質)と乳脂肪からチーズ様の塊、“カード”が作られます。この塊(カード)が、酵素によってゆっくりと消化されます。生まれてから48時間までは子牛の胃からの酵素分泌量が少ないため、このカードをつくることで不十分な消化器官の活動を補い、栄養分をゆっくり、しっかりと吸収し、栄養分が未消化のまま大腸に到達して起こる栄養性の下痢を抑えることができます。

寄生虫対策に関するご質問

A.

コクシジウム(アイメリア属・イソスポラ属)は原虫という仲間に属します。その生活環は、外界に存在する時期と、動物の体内にいる時期(寄生期)とに大きく分けられます。外界にいる時期には、オーシストという卵のような状態で存在します。このオーシストが一定の環境条件を満たすと成熟型となり、この成熟オーシストを動物が経口摂取することにより感染がスタートします。なお、このオーシストは物理的・化学的抵抗性が非常に強く、消毒薬にも強い抵抗性を示します。よってオーシストに効能を持つ消毒薬はごく一部であり、またその効果を発揮するのにも時間がかかります。

コクシジウムは成熟オーシストの状態時に宿主となる動物の体内に入った後、腸管粘膜上皮細胞に侵入し、分裂・増殖する無性生殖期(シゾゴニー期)と、いわゆる雄と雌に分かれる有性生殖期(ガメトゴニー期)を経てオーシストを形成します。その分裂・増殖する過程において、宿主の腸管粘膜上皮細胞に傷害を与え、下痢症状を引き起こします。その分裂・増殖能力は非常に高く、数百万~数千万倍に増殖することがあります。

A.

牛用バイコックスの最適な投与時期については、農場毎に異なります。コクシジウムの潜伏期(プレパテント・ピリオド)を考慮し、農場でコクシジウム症が多発する日齢の少なくとも1週間前の投与(例;1ヶ月齢で多発する農場であれば、2-3週齢で投与)。或いは群飼育への移行時など、ストレスがかかる時期に多発する農場であれば、その移行時に投与するというのが投与例として挙げられます。詳しくは獣医師の先生にご相談ください。

A.

牛用バイコックスを投与する牛の状態、あるいは農場のコクシジウムなどの汚染状況により異なるため、投与後どこまで薬効が持続するのかについては、正確にはわかっておりません。一例として、少なくとも投与後4週間、投薬しなかった牛群と比較してオーシストの排泄が有意に少なかったという報告がされています。

A.

バイチコールは滴下後、重力、牛の動きや皮脂に沿った拡散、牛同士の接触などで時間の経過とともに全身に拡散していきます(写真参照)。また、降雨による影響については、投与間隔にもよりますが、比較的影響を受けにくい製剤と考えられます。塗布後、多量の降雨が認められた場合でも、ダニの再寄生がほぼ完全に阻止されたというデータがあります(動薬研究No.40)。なお、本製剤は体内に吸収されないこともあり、乳に対する休薬期間はありません(肉に供する場合:2日間の休薬)。

faq
バイチコール投与後10時間目に肩,胸部および腹部に見られた広範囲な分布(動薬研究 No.40より引用)

環境対策に関するご質問

A.

動物が病原体に遭遇・感染するリスクを減らすためにも、環境中の病原体による汚染レベルを低く保つことが重要と考えられます。具体的には、環境への定期的な消毒薬の散布や、踏込み消毒槽の設置、哺乳瓶の消毒などが挙げられます。

A.

せっかく農場内を清潔に保っていても、実際に子牛の口に触れる哺乳瓶などが汚染されていては元も子もありません。農場内の清掃・消毒と共に、哺乳瓶などの他の消毒も行いましょう。

具体的な推奨例としては、100倍希釈した洗浄剤バイオソルブに10-15分程度漬け込んだ後、しっかり水洗を行います。その後、500倍希釈した消毒薬ビルコンSに哺乳瓶を一定時間(目安として1時間以上)漬け込み消毒します。また、乾燥工程も水洗・消毒の後にそれぞれしっかり設けましょう。乾燥は、洗浄・消毒と共に、除菌効果が認められる重要な工程です。

A.

ハエ対策には、殺虫剤散布などの成虫駆除とともに、幼虫の発生源対策を実施を含めた、総合的な駆除対策が重要です。ハエの幼虫は湿った場所を好みますので、牛舎では給水器の下周辺などを中心に調べてみると良いでしょう。ちなみに、蛹は幼虫とは逆に、乾燥した場所を好みます。

幼虫対策の薬剤には、牛舎内で使用許可のある幼虫対策薬を1週間に1回程度の割合で、幼虫の発生場所(或いは疑われる場所)に散布します。また、薬剤以外にも、幼虫が大量発生している場所をチェックし、物理的な排除(掃除)を行うのも非常に効果的な幼虫対策と言えます。

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